厚労大臣と文科省副大臣に会ってきました

メディア依存対策を提言しに、NPO子どもとメディアの清川さんと小児科医会の内海んとともに、厚労大臣と文科省副大臣に会ってきました。厚労省にはメディア依存が自分の管轄だとの認識を持ってもらい、文科省は子どもたちの現状を把握するための調査が必要だとの思いと国会議員の勉強会を開こうとの意見で一致しました。
日本のメディア依存対策のスタートが切れるといいなと願いつつ、18時からは東京都内で唯一区を挙げて保育園が「ノーテレビデー」を5年間続けている台東区の保育士対象の講演。やっとホテルに着きました。

保育に携わる全ての人へ、学びの場を提供します。
現場で必要とされる専門知識を、3か月で習得することができます
特定非営利活動法人 子どもと保育研究所 ぷろほ
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地獄絵図を子どもに?!

「地獄」というタイトルの絵本。これがいま、しつけの本としてベストセラーだという。「○○の奴は地獄に落ちるぞ~」という脅しを絵にした地獄絵図。寺院にあるそれを絵本にして出版社が売り出したのは何年も前。ほとんど見向きもされなかったその絵本が、なんと大人向けの漫画の中で「これを読んだらうちの子は言うことを聞くようにいなった」という取り上げられ方をしたとたんに、親たちがこぞって買い、いま品切れだというのだ。
それを取り上げた深夜のニュースがyoutubeにアップされていた。

これは断じて保育ではない!
まずこの地獄絵図は、子どもに向けて描かれたものではない。だから、子どもにとっては過剰な残酷さが遠慮なく描かれている。子どもにとってこれほどのショッキングな視覚刺激を与えてしまったら、フラッシュバックやPTSDの責任を誰がとるのだろう。
そして、この映像にある保育園。ここの園長は全ての子どもの親にこの人体実験をする許可を取ったのだろうか?そして子どもたちは、何も予告されずにこのような脅しに晒されて、どれほどの恐怖心を持ったのか、その後遺症は一体誰がいつまでフォローするのだろうか?

この絵図は、いわばR15指定である。そのようなものを幼児に見せた(DVを見た子どもと同じ)虐待の罪状は誰が背負うのか?

昨夜、学生の一人から入った1通のメール。それがこの絵本の存在を知らせてくれた。ブームだなどと許してはならない。子どもたちの心が悲鳴を上げている声が聞こえる気がするのだ。

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弘前にて保育研修

金曜日から弘前に行ってきました。保育心理士である園長先生から保護者への講演と保育者研修を頼まれて。3時間の研修の最後の1時間は「保育室は子どもにとって興味が刺激されて、落ち着いて集中できる場所」をコンセプトに、みんなで5歳児クラスの部屋の模様替えを断行。カバンや制服をかけるロッカーは思い切って部屋の外へ。壁が使えるように、壁際に並んでいた道具棚は中央の仕切りに移動。図書コーナーの絵本は、本当に今このクラスの子どもたちが読むだろうと思う本だけに整理。ままごとの道具は食器棚のようにちゃんと並べる・・・。「食事はどこで?」「あいている部屋をレストランにしちゃおう!」「調理の先生がここで給仕することにしよう」・・・先生方が、どんどん楽しそうにやっている姿がいい!

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保育学会に来ています。

はじめて保育学会に来てます。「子どもと保育研究所ぷろほ」の新しいパンフレットを持参して・・・。AさんやTさん、Kさん・・たくさんの人と出会って、紹介されて・・。福村出版が「心理臨床と子育て支援」の機関誌にぷろほを載せてくれるって\(^o^)/”
私の学会発表は、これまでの保育者養成から見えてきたものの結果としての「ぷろほ」の内容の紹介ではあったけれど、分科会会場は私の時だけ満席。私の発表だけを狙ってきた方がたくさんいたらしい・・・ありがたいこと(涙)。
パンフレットもたくさんの方が持ち帰って下さった。また、福岡市内の某専門学校や某短大の先生が朗読の勉強会やインプロにも来てくれるって。私がこれまで培ってきたものが次の世代に手渡せる・・これも嬉しいこと。
大学を離れたからこそ、他大学の先生にも遠慮なく教えてあげられる・・、いや聞きに来てくれる若い先生方がいることが嬉しい。写真は、販売コーナーにあった電灯。電気の下の人形は入れ替えられる。これは是非ぷろほの事務室のカウンターの上の電気にしたい!これだけでも、入ってきた人が嬉しくなる♪

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新着情報

パンフレットとホームページを刷新しました。
新しいパンフレットをご要望の方は、資料請求メールでどうぞ。

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3月11日  宮城県 震災後支援報告会と大川小学校追悼式

午前中は、未来塾主催の震災後支援報告会。

佐藤先生の震災後支援の話では、大川小学校の保護者のことはもとより、学習支援が子どもたちにとっては、自信と安心を与える大きな手段となることを感じる。

子どもは宝物…。本当に復興するべきは宝物である子どもとの関係、子どもの居場所。今、復興のビジョンの中に宝物があるか?子どもが安心して育つことができなければ、これからの町はない。

午前中の報告会を終えて、大川小学校に向かう。

学校直前の土手まで来ると当然の大渋滞。500mほどを20分ほどかけて到着。2時15分着。地震の時刻まであと30分。関係者の間にカメラを構えたマスコミが目立つ。

今頃の時間はまだ日常だったんだ、何も知らずに遊んだりおしゃべりをしたり…、と思うと、地震がいかに他の災害と違うものかが迫ってくる。台風や大雨なら、数日前から予測できるが、地震は逃げられない。しかし、その後の津波は逃げられたはず…。

2時46分消防団のサイレンが鳴り、黙祷。

この瞬間から、さっきまでと全く違う日が生じたのだと思うと足が震える。

黙祷の後、人々は立ち去ってゆき、残るはおそらく遺族のみ。

遺族の方にとっては、黙祷は2時46分ではない。3時37分、津波が子どもたちを襲った時間まで、まだ間がある。この時間は生きていたのだ。外に出て、並ばされて、点呼を受けて、そして、待たされた。何を?死を。保護者の方とお話ししながらゆっくりと校舎を廻る。まだ30分。今から逃げても間に合う時間だという事実が悔しい。

校庭から少し橋寄り。山の斜面が一番急になっているあたりで、子どもたちは津波の挟み撃ちに遭った。

「このあたりに、瓦礫や泥と一緒に遺体がたくさん重なっていたんです。」と教えられ、その位置から土手を見ると、ずいぶん高い。あそこから津波があふれてきたんだと思うと「さぞかし怖かっただろう」と足がすくむ。

3時37分に再度黙祷を捧げ、もう一度、子どもたちが折り重なっていたという斜面に手を合わせて帰路につく。これで今回のスケジュールはすべて終わり。帰路につく。

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3月10日 宮城県 発達障害児ピアセンター訪問、仮設でのNPO活動見学

午前中は、ここねっと未就学児クラス「めぐみ」にて、2回目の親子のお母さんの話を聞く。

午後から、にじいろクレヨンの仮設での活動を見学に行く。

あけぼの集会所から3ヶ所の仮設を訪問。にじいろクレヨンのメンバー+名古屋の短期大学の学生ボランティアが子どもたちと遊びの時間を担当していた。

学生たちはバスで14名がやってきていて、保育園を借りて寝泊まりしながら2日間保育ボランティアをして、被災地見学をして帰るという。現地ボランティアのどことつながるかでできることが偏ってしまうな、と感じる。

にじいろクレヨンはストレス発散的な遊びはずいぶん頑張っているし、子どもたちが思わずはじけて笑っている姿は大事だと思う。

それに加えて、そもそも弱さを抱えた子どもへの気づきはどのあたりで見極める必要があるのか?はこれからだ。仮設の子どもたちなどは、これから徐々に弱さを持つ子が限界に来るのではないかと感じられた。

 

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3月9日  宮城県 南三陸・気仙沼

今日は打ち合わせが夜にあるだけなので、今まで行けなかった南三陸から気仙沼まで行ってみることにする。震災後の石巻より北に行くのは初めてである。

石巻から30分。南三陸に近づくと、沿岸部の壊滅状態が見えてくる。南三陸町は海に面したひとかたまりの町。何度も映像で見た風景が目の前に広がる。防災センター、病院、市庁舎などのビルの残骸と跡形もなく片付けられた家々。高架線路はあちこちで寸断されている。

市庁舎の裏に商店街ができて、開店したばかりだというので「さんさ商店街」に寄る。

一軒の衣料品店に入る。南三陸のネームが入ったバッグを買い、少し話を聞くと、海から200mの所に店があったその夫婦は、地震があってすぐに津波の危険を感じて避難したという。高台の親戚の家に避難したが津波はそこまできて、2階に上がり首まで水につかって助かったという。そこのおばあちゃんは84歳だが、立ち泳ぎで頑張って助かって、風邪もひかなかったと笑っていた。350年続いたという店は跡形もなく、今は仮設からプレハブのこの店に通っている。商店街の人たちがまた一緒に店を出せて、おしゃべりもできて、喜んでいる…と話してくれた。儲かるかどうかより「することがある」ことが生き甲斐だと。

南三陸を抜けて気仙沼に向かうが、途中の沿岸部の村落(本吉地区、大谷地区)は壊滅状態。復興などまだ遠い印象。

夜は、高田子どもクリニックで佐藤先生と再会、情報交換。

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3月8日 宮城県 児童館子ども祭りにて子育て相談

午前中は、昨年7月8月にも来させていただいた仙台市内の保育園。

ここは被災したわけではないが、YMCAの繋がりで、いま宮城県内の関連園がどのような状況なのかがつかめる。沿岸部の被災地では保育士は職を失っているが、仙台市内、石巻市内などでは仮設や転入者が多く子どもを受け入れるために保育者が足らない状況だという。

夕方から、仙台医療センターで小児科医長の田沢雄作先生が主催されて、職員研修として「母乳育児の落とし穴~人と関わるということ~」の講演をさせていただく。看護師、栄養士、医師など50人ほどの人が聴きに来てくださる。

母乳育児とは「母乳を与える」だけではなく、そのことを通して「人と関わる力が育つためには、目を合わせて声をかけて授乳をすることが大切」という主旨でお話しする。もちろんメディアの問題も加えて、医療関係者がメディア依存の問題に関心を持っていただきたいとお話しした。

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3月7日 宮城県 保育園保育指導

午前中は、昨年7月8月にも来させていただいた仙台市内の保育園。

ここは被災したわけではないが、YMCAの繋がりで、いま宮城県内の関連園がどのような状況なのかがつかめる。沿岸部の被災地では保育士は職を失っているが、仙台市内、石巻市内などでは仮設や転入者が多く子どもを受け入れるために保育者が足らない状況だという。

夕方から、仙台医療センターで小児科医長の田沢雄作先生が主催されて、職員研修として「母乳育児の落とし穴~人と関わるということ~」の講演をさせていただく。看護師、栄養士、医師など50人ほどの人が聴きに来てくださる。

母乳育児とは「母乳を与える」だけではなく、そのことを通して「人と関わる力が育つためには、目を合わせて声をかけて授乳をすることが大切」という主旨でお話しする。もちろんメディアの問題も加えて、医療関係者がメディア依存の問題に関心を持っていただきたいとお話しした。

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