好きなことばかりやっていいよ

新年度が始まりました。2019年度、まもなく令和の時代も、子どもと保育研究所ぷろほ よろしくお願いいたします。ぷろほの所長以外に、子どもたちの苦しい胸の内を聞く仕事をしていますが、最近考えていることを年度の初めにお話ししましょう。

よく学校の先生や大人(親)は言います。「社会に出たら、もっと苦しいことはたくさんあるんだから、好きなことばかりはできないんだから、楽に流されず、今のうちに頑張る力をつけておくように」・・・
すると、子どもは大人になるのが嫌になり、今を楽しめなくなり、今のうちに死んだ方がいいと思うようになるのです。

本当に大人たちは苦しい嫌なことばかりやっているのでしょうか?先生は、教育が嫌いだけどやっているのでしょうか?
苦しいことがあっても何とかやれるのは、その中に楽しみや好きなことがあるからだし、好きだからこそ困難でもやってみようという力が湧いてくるのではないでしょうか?
「好きなことばかりやらずに・・・」と大人は言いますが、子ども時代に好きなことを気が済むまでやった人の大人になった羨ましいほどの姿に、出会ってはいないでしょうか?
「好きなことを思い切りやって、やがてそれが社会と繋がるにはどうしたらいいか?」を考えた時、好きなことだからこそ社会と繋がるための困難にも立ち向かえるのだと思います。

子ども時代、特に幼児期は「好きなこと」を見つけ、それにじっくり関わる時間を保障され、好きなことをする自分を認めてもらってこそ、「社会に出て苦しいことがあっても頑張れる」
と、私は思うのです。

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