保育者の専門性を高める場が日本にある?

いま、国会も注目している保育現場の保育士不足。そして、待遇改善。
その記事の左下に「専門性高める育成を」という論考がある。私は30数年保育者養成をした立場から言えば、「保育士になるためのハードルを高くするのではなく、保育士になってから学び直せる場が欲しい」しかも「保育現場に必要な高くて具体的な専門性を学べる場が欲しい」と思って、何年もにわたって様々な形を検討した。

図1「大学の専攻科に作る?」「大学院?」「養成課程を細分化してレベルを上げる?」「保育士会などの研修を充実?」・・・でも、どれも実践的かつ効果的とは言えなかった。
とうとう、自分が理想とする形を自分で作るしかなかったわけで、それで生まれたのがこの「子どもと保育研究所ぷろほ」。
2時間程度の研修で専門性が上がる訳がない。
大学に併設すると学生募集効果が問われ、またその大学にすでにいる先生を使わなければならない。
現場で必要な専門性は、大学院の修論を書くというようなことではない。
感覚統合、虐待、絵画療法、心理学、保育心理、ワーク・・・現場が必要とすることは多岐にわたっていて、一大学の教員でやれるレベルではない。
だから、3ヶ月入学型のぷろほになった。保育士の専門性を確実に高められる場が日本に生まれた!

そして、短大・大学の先生方も、自分の専門以外の分野を保育の視点で学べる場所が必要だと思う。ぷろほにはそんな方々もきている。
2016年度に、新たな出会いが生まれること陽射しを感じながら・・。

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