昨日は10時から16時までの保育研修。そのまま熊本泊まりで、今日は9時半から16時までの保育士研修の後、熊本市外のK市で18:30~20:30で「発達のもつれと保育者」をテーマに講演。
さすがに最後の講演は、漢方薬でテンションを保ったが、講演後のある園長先生の報告で疲れも吹き飛んだ。
その講演では「1歳児の遊びが一人遊びの時期であるなら、一人遊びを遊び込めるような環境にして」「子どもがすることはその子に必要なことだから。それを止めるのではなく、危なくない方法を考えることが保育者の役割」というような話をしたのだが、それを聞いたその園の1歳児の担任が、講演が終わるや園長の所に来て「先生、明日職員会議して下さい。1歳児の部屋を変えます!」「Aちゃんがいつも空いているロッカーに入っていて、そこはフックもあって危ないから入ったらダメって言っていたけど、あれはAちゃんに必要だったんですね。明日からは、フックをガムテープで留めて入らせます」と言って帰ったという。「講演を聴いてすぐに動きだそうと保育士から声が上がったのは初めてです。明日からの保育が変わったら、また報告します。」と、園長は嬉しそうに話して帰っていった。
私の蒔いた種を、すぐに土に埋めようとしてくれた保育士に感謝!