「手はおひざ」・・あなたは手をどこに置きますか?

何げなく言っている「手はおひざ」・・・言語保育発達検査を実施して改めて気づいたけれど、この姿勢の時に手を置いているのは「膝」ではなく「太もも」ですよね。
三歳児の2割くらいは「膝はどこですか?」と問うと「太もも」をポンポンと叩きます。そして、「指でちょんと膝を指して?」と再度問うと、ほとんどの子どもはちゃんと膝頭を指すのですけれどね。
一方、「手はおひざ」で律儀に手を膝頭に置いている子いませんか?そうなると、「背中をまっすぐ」と「手はおひざ」は、当然ですが同時に成立しませんよ。人知れず、ことばにもせず、これに悩んでいる子がいます。
先生の言うことを大まかに捉えて、いいかげんに先生のすることを真似できる子は、「先生が『手はおひざ』という時は膝に置くのではなく太ももの上でいいんだ。背中を伸ばす方を優先するんだ」ということを身につけます。
しかし、そうでない子は『まだ短い腕を精一杯伸ばして膝頭を包み込みながら、背中を伸ばす』という、前のめりの姿勢をとることになります。きついだろうなぁ・・
大人の言うことって、いいかげんで、独りよがりですね~。

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