昨日の保育スーパービジョンで、「私の言いたいことって、変わらないんだな」と・・。

昨日は北九州での保育スーパービジョン。そこでの事例で、担任が「この子が友だちと遊ぶにはどのように援助したらいいのでしょう?」と質問したとき。私は「二つのことがありますよ。まずこの子が友だちと遊びたいと思っているかどうか。もう一つは友だちがしていること(あなたがさせていること)を友だち達が楽しんでしているかどうか・・です」と言った。たとえば、保育者が提示した保育が終わった時に「もう遊んでいい?」と子どもが聞くような保育は、子どもが楽しめていないと言うことで、そんな遊びの中に入りたいとは思わない・・と言ったら園長が後ろで苦笑いしてた。あとで「僕、子どもたちが活動が終わって部屋から出てきたら『お、もう遊んでいいと?よかったね』と言っていました。」と反省。
そのあとこの園の保育者たちと夕飯を食べに行ったときに、今日事例提出した方と別の保育者が「去年、私が事例を出したんですが、先生に同じように言われたのに、まだそれが分かっていなかった自分がいました。」と思い出しながら話してくれた。
去年彼女は、ことばが出ない子の事例を出して、「どうやっただ無理なくことばを教えられるんでしょう?」と聞いらしい。その時私は
『その子が話したいと思う環境をつくること。まず話したい中身(感動)のある保育。聞いてほしいと思う相手(保育者)との信頼関係。それがあって始めて伝えるためのことばを使いたいと思うんだと思う。』と言ったという。
私の言いたいことって、変わらないんだよね。「子ども自身が自らしたいと思うことを引き出して、より無理なくできるように手伝ってやること」。
簡単にみえるけど、そのためには、子ども自身に中に何があって、その意欲が出てこないのか?引き出すための手段や工夫。何が邪魔して続かないのか?その気持ちを安定させるための保育技術など、もちろんたくさんの学びが必要なわけ。それがないと、「なかなか変わらないね・・。」で終わる。保育者の学びが足りないのは棚に上げて・・。だからぷろほのカリキュラムが必要なわけ・・と言うと、納得してくれた。

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