小児オナニー

Facebookでぷろほの講師のおひとりが書いていたものに、コメントの形で一部書きましたが、すこし細かくお伝えした方がいいだろうと思って、こちらに書いておくことにします。

小児オナニーは大人のマスターベーションと違って、触覚欲求の局在化と思われます。それは、五感のうち触覚だけが感覚器が決まっていなくて、しかも他の感覚が感覚細胞によるキャッチであるのに対して触覚だけは触覚防衛で生まれるのです。
つまり、肌のどこかに何かがふれると、その反対の筋肉が収縮して、反対側に曲がるということです。狭い産道を通って生まれてくる哺乳動物は、触覚防衛反射を持っていなければ、生まれ出ることができないからでもあります。
その触覚が、「気持ちいい」となるのは、生まれた後に気持ちよくたくさん触ってもらうという経験の積み重ね、学習の結果なのです。
でも今の子育ては、おんぶをはじめとして親子が身体接触して育てることが、以前に比べて格段に減ってきました。そのような子育ての中、気持ちよく触ってもらうことが少ないままだと、子どもは何とか自分で自分を気持ちよくさせようとしてしまうと考えてみることもできます。

そう考えれば、小児オナニーを見つけた時にどうしたらいいかは、簡単です。気持ちよく体のほかの部分を触ることをたくさんしてあげてほしいのです。簡単に「気持ちいい」を体験できる性器だけでなく、「身体のほかの部分もこんなに気持ちいいんだ!」という体験を、子どもとの間でどれだけ作り出すことができるか?なのです。お風呂ごっこやマッサージごっこで楽しくです。
小児オナニーを見つけた保育園で、お風呂グッズや体をこする様々なグッズを買い入れて、クラスでお風呂ごっこをしっかりしたら、4歳児は1週間で、5歳児でも1ヶ月で小児オナニーが止んだという報告もあります。

どうぞ、「叱らない」だけでなく、子どもから発せられているメッセージを受け取ってください。

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