明けましておめでとうございます♪

初仕事。60年代に書かれた言語障害に関する本を、(言語保育発達検査&言語保育セラピストのために)縁あって書き改める作業をしながら、使われていることばに当時の価値観が現れていて、面白いというか考えさせられる事が多い。

例えば、「脳性まひは『脳』がやられているといっても、知能が障害されているのは約半数です」とか、「・・・系統的指導をしてあげることによって、困った問題を未然に防ぎ、普通の子どもと伍して遊びにも学習にも立派に参加できる子どもに育て上げることができる」とか、「○歳でも~ができないのは異常です」などという書き方が当たり前にされている。

上から目線というか、子どもの立場からではない書き方に頭を抱える。

「この文章を、いまの保育や福祉にふさわしいことばで書き換えよ」という設問だけでも、試験問題にできるんじゃないかしら?

 

これは保育心理演習で「子どもの立場で一人称で書き換える」講座をする私に、「それと同方向で受講生のためになる作業をせよ・・」という今年のお導きかな・・。少しかかるだろうが、頑張ろう。

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