土曜日午後の個別支援の講座は、少年院のことについてのシンポジウムを受講生と聞きに出かけました。実はシンポジストの一人が「家栽の人」の原作者毛利さんだったのに惹かれていったのですが、少年院経験当事者の話も含めて、勉強になった~。
少年刑務所と少年院の区別さえ分かっていなかった私たち。例えば、刑務所は刑期が在る=刑期が終われば出所できる。少年院は学習と安全と健康な生活を保障する場所で刑期はない=少年院で身につけるべき事柄が身につくに従って進級し、成長が認められたら出院なんだって・・。
少年院所長さんが語る少年たちの成長を喜ぶ目のやさしさに、保育と通ずるものを感じました。
家庭裁判所で少年院送致が決まったら「これでしばらくこの子は朝起きて食事を3度して夜は寝る生活が守られ、今までの環境と切り離せ、安全が守られる」から良かったと思うが、保護観察で親の元に戻る判決だと「また同じ環境の中に戻るということで、不安は大きい」との専門家のことばに、目から鱗。
少年院のことをもっと心理士や教育関係者は知っておかなければいけない・・と感じたシンポジウムでした。
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