園選びは大事!

私は我が子をいれたい園が筑豊にしかなかったので、関西から筑豊に主人の職場を変えてもらって、家を建てて転居した人間です。子どもにとって幼児期を過ごす場の選びは、それだけの価値があると思っています。

昨年、子どもさんが園に行きたがらず困り果てたお母さんから相談を受け、幼児期の大切さを考えると、その子に合わない場所で我慢した幼児期を過ごすことの害の方を強く感じて転園を勧めました。
そのお母さんがメールをくださいました。

「早いもので、先生に息子の保育園のことで泣いてご相談してからもう1年、息子が無事に転園してからも1年が経ちました。
前の園へはあんなに行きたがらなかった息子ですが、この1年、1度も「行きたくない」と言ったことがありません!

毎日笑顔で楽しそうに、園でのことやお友達のことを話してくれます。先生方が全身で息子を認めて受け止めてくれるので安心するのか、ものすごく落ち着いて、かんしゃくやパニックも滅多にないです。
私も穏やかになった気がします(笑)

感覚の過敏さも去年よりだいぶ落ち着いて、やっと最近、オムツじゃなくてトイレでうんちもできるようになりました。

本当に保育園って、子どもの心を育てる大切な場所ですね。
去年先生に背中を押していただき、思い切って転園して正解でした。
いくら感謝してもしきれないほど感謝しています。」

どうぞ、自分の子どもを一番に、園をしっかり選んでください。

保育に携わる全ての人へ、学びの場を提供します。
現場で必要とされる専門知識を、3か月で習得することができます
特定非営利活動法人 子どもと保育研究所 ぷろほ
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チェーンブランケット(子どものニーズ・その2)

1467117435383九州各地の保育園・幼稚園に、年に数回のペースで保育スーパービジョンに伺う。長いところはもう10年以上続いている。
事例にあがった子どもへの対応を一緒に考えてゆくのだが、その園の全保育士が参加する形の園だと、園全体の方向性の基盤になっているのを感じる。

以前にも書いたが、私は種を蒔いているだけだ。その種を子どもの日常という土壌に植えて、水をやって発芽に導くのは保育者たちである。そして、その後にその園に行ったときに、その実践と結果を伺うことが出来るのは至福の喜びである。
昨日の園では、昨年度の後半に「身体の緊張が高く、眠りが安定せず、感覚過敏が感じられる乳児の事例が相談された」。抱っこしている間は眠っていても、下に下ろすと起きてしまう子どもは多いが、この子はそれが極端だった。

最近、感覚統合グッズの中に「チェーンブランケット」というのを見つけていた。毛布に鎖を縫い付けた(販売されているものはそんな簡単なものではないが)もので、一定の重さを子どもの身体にかけることで、かえって落ち着いて眠れるという。何カ所かの園で紹介して「買うと高いから手作りしてみて?」と言っておいたが、この園でもその子に使ってみたという。写真のようにチェーンをキルティングに縫い付けて、それをタオルケットを半分にして縫った袋の中に入れて使っていた。

それまでは、1kgの米袋を入れたクッションを乗せて圧を掛けていたが、チェーンブランケットに替えたらみるみる落ち着いて、1~2ヶ月後にはブランケット無しでも眠れるようになって、半年後の今は不要となり、いまは4月に入園してきた他の子に使っているという。
もちろん、それ以外にも身体の緊張を解くためのタッチケア&わらべうた等も実施していて、子どもの安心のためのできうる限りの工夫をしている園だが、これまでの助言をどんどん実施した上での新たな課題に向き合っている保育士たちの姿に、「この園と出会ってよかったね」という子どもたちの報告を何例も伺うことが出来て、幸せな気分でホテルに帰った。

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子どものニーズに応えて

13348851_969044056547735_1356824096_n「子どもは必要のないことはしない。特に様々な課題を持っている子どもは、いっぱいいっぱいの中でどうしても、そうしなくては自分が壊れるからしているのだろう。
でもそれが、周りにとって困ることであるなら同じ行動を困らない方法に変えて提示することが保育者のするべきこと。
友だちに噛みつく子がいたなら、噛みつけるものを渡す。髪を引っぱる子がいたら、引っぱってもいいものを探す・・それが保育者のするべきことで、叱って止めるだけなら素人のおばさんでもできる。」・・そんな話しを講演や講義だけでなく、あちこちの園のスーパービジョンでもします。
そんな園の中の一つで、今日「先生の話を聞いて、子どもがタグが好きだから、一つのタオルハンカチにタグをいっぱいつけました!」と!
事例にあがったその子は、そのハンカチを握って満足そうでした。

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保育者の専門性を高める場が日本にある?

いま、国会も注目している保育現場の保育士不足。そして、待遇改善。
その記事の左下に「専門性高める育成を」という論考がある。私は30数年保育者養成をした立場から言えば、「保育士になるためのハードルを高くするのではなく、保育士になってから学び直せる場が欲しい」しかも「保育現場に必要な高くて具体的な専門性を学べる場が欲しい」と思って、何年もにわたって様々な形を検討した。

図1「大学の専攻科に作る?」「大学院?」「養成課程を細分化してレベルを上げる?」「保育士会などの研修を充実?」・・・でも、どれも実践的かつ効果的とは言えなかった。
とうとう、自分が理想とする形を自分で作るしかなかったわけで、それで生まれたのがこの「子どもと保育研究所ぷろほ」。
2時間程度の研修で専門性が上がる訳がない。
大学に併設すると学生募集効果が問われ、またその大学にすでにいる先生を使わなければならない。
現場で必要な専門性は、大学院の修論を書くというようなことではない。
感覚統合、虐待、絵画療法、心理学、保育心理、ワーク・・・現場が必要とすることは多岐にわたっていて、一大学の教員でやれるレベルではない。
だから、3ヶ月入学型のぷろほになった。保育士の専門性を確実に高められる場が日本に生まれた!

そして、短大・大学の先生方も、自分の専門以外の分野を保育の視点で学べる場所が必要だと思う。ぷろほにはそんな方々もきている。
2016年度に、新たな出会いが生まれること陽射しを感じながら・・。

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「強迫的な子どもたち」 (星和書店) を翻訳したのは33年前

図2強迫的な子どもたち_ページ_1強迫的な子どもたち_ページ_2

ふと、人と話していて33年前に仲間たちと翻訳した「強迫的な子どもたち」(ポール L. アダムス)を、思い出して取り出してみた。

1994年に再版されたときに書いた文章はそのまま今の若者たちに繋がることに戦慄を覚えた。
大学院生が無謀にも翻訳に取り組んだこの本は、今の日本の子どもたちにこそ、必要なのかもしれない。

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「相手の立場に立つ」練習、したことある?

「子どもの立場に立って考える」「子どものこころに寄り添う」という言葉は、保育者なら何度も聞いたことがあるだろう。
しかし、その練習をしたことがあるだろうか?そして、その練習方法を提示されたことがあるだろうか?答えは、おそらくNoである。
ではもしあなたが野球選手だとして、コーチが「ヒットを打つことが大事だ」と言い、「ヒットを打つには球をよく見るんだ!」というのを聴いただけで、その翌日から練習もせずにヒットが打てると思うだろうか?そんなことはあり得ない。では相手の立場に立つことはヒットを打つより簡単で、練習など要らないことなのだろうか?それもあり得ないことだ。

このところそのことをテーマにしたワークショップ入りの研修を続けて引き受けさせていただいた。通称「一人称ワーク」といい、私なりに30数年実施し改善してきた「相手の立場に立つ」練習の一部を講演の中で30分~1時間のワークショップで紹介する。「頭の中で子どもの立場に立って考えてみる」ではなく、その子になって(演じて)そのシーンの保育者役を別の人に演じてもらって、自分の中に起こってくる気持ちに目を向けるのである。(ぷろほの「保育心理演習」にあたる。)

たくさんの感想が「自分自身のしてきたことへの気づき」を伝えてくれた。
「今まで、子どもの立場に立って考えるなんて当たり前に意識していたと思っていたけれど、今日やってみて全然足りなかったことが分かった。子どものためと思っていたことが、自分でやってみると子どもを不安にさせていたり、自信をなくさせていたりしていたと反省しました。」
「困った子がいたときは実際に困った子になりきることで見えてくるものがあると分かりました」
「子どもの立場で考えているようで、考えられていない自分に気づきました」
「ダメなことはダメなんだけれど、そのことをその子の立場で伝えられる教師になりたいと思いました。」
「演者になることで、子どもとして感じることができ、子どもの心情を理解し、寄り添うことが可能になると、凄く感じました」
「子どもが納得していないだろうなと思いながら、反省させ、謝罪させていた自分に気づきました」
「子ども同士のトラブルを大人が解決しても納得できないことが伝わってきました」
「一人称で書き直すだけで、子どもの気持ちが自分の中にすっと入ってきて、そこから考えることができました」
「今日の実践交流会を見て、子どもたちは様々な気持ちを抱えていること、一番大事なのは子どもがどうして欲しいと思っているかを感じ取ることだと分かりました」
「自分が良かれと思って言っていたことが、その子の立場になって言われてみると、子どもを追い詰めていたことに気づきました」
教えられたことは忘れても、自分で気づいたことは忘れない・・。この気づきを大切に「なって感じる」この一人称ワークが、多くの園の園内研修で拡がることを願っている。

(ワークの流れは、保育心理演習のテキストぷろほ発行の「あなたの一言」(\650)でワーク1~4の段階をおって紹介されている。それぞれの保育者が持って園内研修に役立てていただきたい。)

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あけましておめでとうございます

mini_160

mini_160

今年の占いがてらの福袋や千円くじ。結構当たりの品と出会えました。
写真の小さな木の家たちは、「グラムハウス」と名付けられたg=10円の木工細工。何より箱庭療法にぴったりの木の家たちに大喜び!しかも、これで100gなので千円。
長年箱庭療法をやってきていて、30年以上もグッズを集め続けているけれど、この家との出会いは久しぶりのワクワク。
きっと素敵な何かが待っている気がする2016年の始まりでした。
今年もよろしくお願いいたしますm(._.)m

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連続の仕事の最後に嬉しいこと

昨日は10時から16時までの保育研修。そのまま熊本泊まりで、今日は9時半から16時までの保育士研修の後、熊本市外のK市で18:30~20:30で「発達のもつれと保育者」をテーマに講演。
さすがに最後の講演は、漢方薬でテンションを保ったが、講演後のある園長先生の報告で疲れも吹き飛んだ。

その講演では「1歳児の遊びが一人遊びの時期であるなら、一人遊びを遊び込めるような環境にして」「子どもがすることはその子に必要なことだから。それを止めるのではなく、危なくない方法を考えることが保育者の役割」というような話をしたのだが、それを聞いたその園の1歳児の担任が、講演が終わるや園長の所に来て「先生、明日職員会議して下さい。1歳児の部屋を変えます!」「Aちゃんがいつも空いているロッカーに入っていて、そこはフックもあって危ないから入ったらダメって言っていたけど、あれはAちゃんに必要だったんですね。明日からは、フックをガムテープで留めて入らせます」と言って帰ったという。「講演を聴いてすぐに動きだそうと保育士から声が上がったのは初めてです。明日からの保育が変わったら、また報告します。」と、園長は嬉しそうに話して帰っていった。

私の蒔いた種を、すぐに土に埋めようとしてくれた保育士に感謝!

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嬉しいレポート

夏に実施された保育心理士講座のレポートが届いた。
私が講演・講義するということは種を蒔くこと。レポートを出すまでの間に。それを少しでも実施してくれて子どもや保育者の変化を書いてくれるレポートはありがたい。2つ紹介しましょう。

◇「子どもは必要なことしかしない」というお話があり、保育士はその行動からその子の心を受け取って、その子が安心して生きていけるように支援する専門性が必要なのだと聞いて、今までを深く反省しました。

早速園に帰って、2歳児で噛みつきが起こってしまった時に、とっさに噛みついた子に側にあった積み木を噛ませてみました。するとその子は積み木を持ってニヤッと笑い、自ら噛みついた子の手をスリスリして「ごめんね」と頭を下げていたのです。

今までは噛みついた後、かたくなに何も言わなかった子が、対応次第でこんなにも気持ちの表現が変わることに、驚きと共に申し訳なさでいっぱいになりました。

◇講義の中にあった「子どもの一人称で物事を見る」ということばに、もやもやしていたものが取り払われた気がして、園に帰ってすぐその話をしました。

また、子どもが落ち着ける環境はどういうものかを話し合いましたら、これまでは「子どもに困らされている」話ばかりしていた人が、「◯◯したら落ち着きました」「△は苦手だけど、□なら嫌がらない」などと子どもの姿を話し始めました。

さらに、子どもが落ち着けるアイテムを見つけたことにより、今まできりきりしていた子どもの表情が穏やかになり、安心して自分の遊びを楽しめるようになってきました。

・・・・・・

たくさんのレポートに実践が書かれ、あちこちで私の蒔いた種が芽を出している姿に有難さを頂いている秋の日々です。

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ぷろほがスタジオに!?

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今日は夕方からテレビの撮影がぷろほに入りました。子育て相談の番組で、所長が答えます。

数分間ずつですが、11月の放送です。

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